うつ病診断

現代病と言われるほど多くの患者が日本中に存在しています。眠りが浅かったり、疲れが取れなかったりなど身体の調子がおかしいな…と感じ、診察を受けてみると実はうつ病だったということがあります。うつ病であるという認識は自分にはあまりないようですね。何に対してもやる気が起きず、傍から見ればただ怠けているようにしか見えないという特徴があり、理解されにくい症状です。実際に、学校や会社に通うことができなくなり、病院を訪れるというケースが多く、そんな自分に失望してうつが悪化するのです。うつ病と類似している疾患には「躁うつ病」がありますが、この2つは別のものだと考えられています。

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うつ病の原因

周りの人もうつ病を理解することを始めましょう。本人は自ら望んでうつ病になるわけではありません。原因がはっきりしないのです。風邪をひく、ガンになることに原因はありますか? もちろん全く思い当たらないわけではないと思いますが、健康的な生活をしていてもうつ病になる人はなるのです。うつ病患者が最近になって増加したかと言うと、昔からあったのですが認知されていなかっただけなのです。広く知れ渡ったことで、治療も行いやすくなりました。しかし、PTSD(心的外傷後ストレス障害)など他の病気の合併症ということは考えられます。

うつ病の症状

うつ病には、外的要因と内的要因の両方が考えられています。外的要因としては、急な環境の変化や長時間労働などのストレス、肉親や身近な人が突然去って行ったときなどがあり、内的要因には遺伝性が考えられます。以上の要因から、うつ病は身体的・精神的両面に症状が現れます。

うつ病の身体的症状

頭痛や吐き気、判断力・集中力の低下などから仕事や勉強を持続することすら難しくなってきます。また眠りが浅い、逆に過多になってしまうなど、身体が疲れてしまうことが多くなり、これがうつ病を発症する原因にもなります。身体の気だるさから内科にかかり、身体面への治療を施してもらっても結局は気分安めにしかならず、着実に症状は悪化して行きます。もし、改善されなければ精神科を受診してください。早期治療が大切となります。

うつ病の精神的症状

不安になる、イライラがとまらないなど感情の症状が精神面には出てきます。ネガティブ思考に陥るため意欲が湧かず行動することが億劫だと感じ始めます。うつ病の症状は気分によって波があり、一時的に元通りになることがありますが完全に治ったわけではないため、再発する確率が高いのです。ストレスを発散することで瞬時に治るわけではなく、その日その時間での気分変化が激しいため周りの人は振り回されてしまうでしょう。自ら命を絶つ可能性だってあるかもしれません。理解し難いけれども、周りからの理解と協力が症状緩和、完治への近道です。

うつ病と診断されるのは

病院でうつ病と診断するために、DSM-IV-TRや、ICD-10などのアメリカの精神化医が作成した尺度診断が設けられています。医師が患者本人とその家族から症状を聞き、基準と比較して診断します。これらの基準を使って、自分でうつ病を無料診断できるホームページがいくつかあります。しかし、自己でチェック解答式テストを行い、大丈夫または重症という結果が出た場合でも、やはり病院でしっかりと受診することが望ましいのです。勝手に「自分はうつ病ではない」「大丈夫」と思い込んでしまい、我慢することから無理がたたるなんて自分の身体を痛めつけるようなことはしないでください。重症とわかり、受診するきっかけとなるのは良いことかもしれませんが、その診断結果に振り回され悪化することもありえます。自分で診断テストを行うことを批判しているわけではありません。ひとつの方法として考えてください。病院での診断書があれば、学校や職場で休学・休職することができますし、治療を行えるのです。医師は、「会社に伝えられたくないならば」と診断書には自律神経失調症と記入してくれる場合があります。診断されることで自分を認識し、ほっとできることもありますよ。もしかすると、うつ病ではなく他の病気かもしれません。専門家にかかってください。

うつ病治療

うつ病と診断されたら、この病を自分で理解してください。家族にもお願いしましょう。抗不安剤やSSRIなどの薬物治療を続け、休息をとることで、症状は緩和されて行きます。これは続けることが重要で、一時的の回復を治ったと勘違いし、通院をやめないでください。また、入院治療を行うと同じ症状を克服しつつある人に出会えて症状緩和にいい影響があるかもしれません。人に頼ることを恐れずに、できないことを無理にする必要はありません。ただ、新しいことにチャレンジや、期限付きの物事は避けましょう。自分自身を追い込むことになってしまいます。適切な治療を行えば、普段の生活に支障なく暮らせるようになります。うつ病は長い時間はかかりますが、完治する病気です。それを理解して治療を進めましょう。

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